野ばら
今日、たまたま、道ばたに咲いた白い花を見つけて、これって何の花なんだろう?と思っていたところ、近所のおばあちゃんが「野バラ」だと教えてくれました。
「野バラ」といえば、ゲーテ作詞、シューベルト作曲の「野ばら」が有名ですね。
でも、同じくゲーテ作詞のウェルナー作曲の曲も私は好きですv
今朝この白い花が「野バラ」だと初めて知って、今までどんな花か知らないで歌っていた歌をつい口ずさんだところ、一瞬疑問が生じました。
わらべはみたり 野中のばら
清らに咲ける その色愛でつ
あかずながむ
「あかずながむ」って何?
小さな頃から何気なく歌ってましたが、歌詞の意味を考えたことはありませんでした。
どういう意味だろう?とちょっと考えて、
「ああ、『飽かず眺む』ね!」
と納得して、ちょっと感動したわけです。
子供の頃はただの文字の羅列として歌われていたこの曲の意味を今日初めて理解して、感無量な気分になった私は、まるで子供のようにうちの母親に、
「野ばらの歌詞の『あかずながむ』って『飽きることなく眺める』って意味なんだね! 今日初めて気づいたよ!」
と報告したわけですが。うちの親は、
「ああ、そういう意味なのね。言われるまで『赤砂噛む』って意味だと思ってたわ。50数年生きていて、今日初めて知ったわー」
えええええーっ。
その思い込みはいくら何でもあんまりな!
「赤砂」はさすがにないでしょうに(笑)
ちなみに、先ほどこの「野ばら」の歌詞をネットで検索して、「わらべはみたり(童は見たり)」を私は「蕨は満たり」と勘違いしていたことが判明。ってか、「わらべ(童)」と「わらび(蕨)」じゃ意味が違うし!
とまあ、人のことを笑っておきながら、自分も50歩100歩だったというわけでした。