Twitterでの情報の信用性

昨日「詳細なデータは何処?」を書いたまさにその翌日、Twitterのタイムラインで興味を引いた情報がありました。

東京芸術大学鹿屋体育大学が廃校になるらしい」

はぁ?と思ってネットでニュースの検索をしてみましたが、しかしそういったニュースが全く出てきません。
Twitter上で検索をしてみると、驚きのコメントが多数あるものの、ソースを示すモノが一切出てきません。結局ガセらしい、という流れになっていました。
Twitterの検索をずっと遡ってみると、どうやら発信源はここ↓のようでした。

YANA1945
事業仕分けで廃止が決定――東京芸術大学鹿屋体育大学……2国立大学廃校へ」(2009/11/14 17:22:55)

その後、こんなコメントが。

YANA1945
2ちゃんねるの書き込みは信じなくても、ついったーは信じちゃう不思議。Wikipediaに書いてあるデタラメが真実となるようなかんじでしょうか。ゲッベルスは「嘘も百回言えば真実となる」と言ったけれども、今は「一回の嘘が命取りになる」ということでしょう。いや、反省も込めて。愛無総理。」(2009/11/14 19:18:31)

というわけで、東京芸術大学鹿屋体育大学が廃校になるというのはデマでした。
しかし、この投稿があった後も、Retweetでいくつか真偽を問う投稿が見られましたので、正しい情報が伝わるのはしばらく時間がかかるようです。
皆が皆、ずっとtwitterを見ているわけでもないですしね。
私自身は、こういった情報が流布される様子にリアルに出くわしたのが初めてだったので、少し興味深かったです。
YANA1945氏としては、一種のジョークのつもりの発言だったと思いますが、わずか1時間にしてこの情報に対するコメントがtwitterで多数寄せられており、buzztterとRTにより多くの人に動揺をもたらしていました。
冷静に考えればあれ?と思うことも、またちょっと確認すればわかることでも、Twitterでは反射的に発言ができるので、ウソの情報が広まりやすいんでしょうね。

今回は、「何だデマだったんだ」ぐらいの話ですむわけですが、災害時等における緊急性のある情報のデマがTwitterで流れてしまったときを考えると怖い気も。
しかし、こういった経験を積み重ねることで、Twitterでの情報を鵜呑みにする危険性を学習することになったりするのでしょうか。